【基本】
根尖病変を外科的に取り除く方法。根尖切除では歯冠歯根比が悪くなってしまう症例、根管充填材が根尖孔から過剰溢出している症例に用いる。
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【基本】
通常の根管治療のみで良好な結果が得られない症例において、外科的に根尖病変と根尖を除去する方法。
【補足】
近年は顕微鏡を用いることにより、根尖切除の成功率は非常に高いものとなっている。
【基本】
根尖孔外において、生体の免疫に耐えながら、細菌が生息している状態。
根尖部セメント質の感染、根尖孔外のバイオフィルムの形成が確認されている。
【基本】
根尖狭窄部は解剖学的には生理学的根尖孔と一致するが、実際には根管の石灰化などによりその位置は必ずしも一定しない。
【基本】
根管の化学的清掃は、根管拡大による機械的清掃を補助する目的で行なわれる。
有機質溶解剤はNaOCl、硬組織溶解剤はEDTAが代表的である。
根管の化学的清掃は感染歯質やスメアー層の除去、組織片の溶解、洗浄に必須の処置である。
注:スメアー層とは、象牙質が侵蝕又は切削されたときに形成される人工的な表面構造物
【基本】
フィステルを有する感染根管において、注射針により根管の根尖孔から病巣を生理食塩水等で洗浄し、フィステルより排出させる方法。
【補足】
根尖孔外に生息するバイオフィルムに対して有効とされる。
【基本】
⇒根管消毒剤
【基本】
根尖孔に接する歯根膜と歯肉粘膜表面の間のインピーダンスが6.5Ωで一定であることを原理として根管長を電気的に測定することが一般的である。
【補足】
電気的根管長測定器は小林千尋先生が二種類の異なる周波数を用いた測定器であるルートZXを開発したことにより、世界的に普及した。
【基本】
根管拡大、根管形成の際、削片を洗浄する操作。
次亜塩素酸ナトリウムを用いることが最も一般的である。
【基本】
根管拡大後に根管内に貼付する薬剤。現在は水酸化カルシウム系の薬剤が主流である。